ヤギ日記2「ヤギについて勉強する」

庭が広いから ヤギを飼いたい
草がいっぱい生えてるから ヤギがいれば全部食べてくれる

そんな母の軽い言葉から、すべては始まりました。

一人暮らしは確かに寂しい。

しかも家の前は幼稚園。

向こうからしたら、いきなり現れた一人暮らしの怪しいおじさん。

挨拶ひとつでいつ通報されてもおかしくありません。

なので、何かしらペットを飼うのも一つの手だと思っていました。

僕は昔、実家で犬を飼っていました。

大型犬でとてもお利口だったので近所でも人気者でした。

今回もそうしようかと思いましたが、せっかく広い庭があるので、東京では飼えない珍しい生き物を飼おうとも考えていました。

そんな矢先に話に出たヤギ。

調べて分かったんですが、とても飼いやすく、ほとんど手間もお金もかからない。

それでいて メッチャ可愛い。

調べれば調べるほど飼いたくなってきました。

知り合いのツテでヤギたくさん飼育している施設を紹介してもらい、トントン拍子に話はすすみ、来年に生まれたヤギを譲ってもらうことになりました。

ヤギが来ることが決まり、それからはひたすらヤギについて勉強しました。

ヤギの生体・病気・習性など。
ネットや書籍を駆使して調べました。

そんな中、ヤギを飼うに当たってどうしても直面するのが

ヤギのフンの問題です。

ヤギはいわゆる永久機関。
草を食べ、それを短期間でフンにして出します。

なので、必然的に庭や小屋はフンだらけになります。
それらの処理をどうするのか考える必要があり、色々調べました。

堆肥(たいひ)にする。燃やす。溶かす。乾燥させて肥料にする。
色々な方法があり、とりあえず試してみようとヤギのフンを手に入れようとおもいました。

しかし・・・ ぜんぜん手に入りませんでした。

ヤギをもらうことになってる所では、牛や馬もいて混ざってしまってたし、動物園とかでは衛生上の問題で断られました。

どこを探してもヤギのフンが見つからない!

手に入れようとするとなかなか手に入らないものでした。

どうにかして手に入れたいと悩んでいる矢先、出雲に住む母の友人に「近所にヤギを飼っている家がある」と教えてもらい、そこに出向きました。

その家には庭にすごい立派なヤギが

庭におりました。

ここで貰えなければ後がない・・・

僕は迷いなく
その家のチャイムを鳴らしました。

「すみません! ヤギのフンをわけてくださいっ!!

その後

ヤギを飼うに当たって

重要な人との出会いが待っていました。

続く

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